上野駅から徒歩10分という近場ながら都内の喧騒とは程遠い鴎外荘に行ってきました。
10/15をもって閉館してしまうのですが、もったいないぐらいいい場所でした。
森鴎外の別邸がある水無月ホテル鴎外荘
森鴎外が「舞姫」をはじめとする作品を執筆した場所がこの旧邸です。
奇跡的なことにあらゆる被害を受けずに残っているため、森鴎外のゆかりの場所としてこれ以上貴重な場所はないと思います。
ホテルのレセプションから。数あるホテルの中庭といえども、これ以上雰囲気を持つ場所はないですね。
見学には550円かかります。受付にて支払ったあとに中庭を通って行きます。
別邸を見学する
別邸の入り口です。ここだけを見て「都内のど真ん中で撮った」といっても信用されないですよね。
室内には森鴎外の写真や遺言書を始め、ゆかりのものが展示されております。
別邸とはいえかなり広く、ここだけ時代が止まっているようにも感じられました。
こちらは蔵内部。
室内にこういった物があるのがいいですね。
ここだけ見ても明らかに雰囲気の異なる場所だってわかりますよね。
温泉に入る
温泉に入るには1650円を支払います。そうすると日帰り温泉までの場所を案内してもらえますので、それにそって行きます。
途中の客室にはこのように森鴎外の一生を展示しております。
温泉後に使う休憩室。奥のマッサージチェアは無料で使えます。
温泉はこんな感じ。都内で源泉かけ流し第一号の場所だそうです。
泉質をどのぐらいの人が気にするのか疑問ですが、こんな感じです
泉温:19.1℃
pH8.4
微黄褐色透明無味無臭
ナトリウム炭酸水素塩泉
実際にはぬるめの温度まで加熱されていたのですが、すごく気持ちよかったです。
食器を購入
Twitterとかで食器が購入できると聞いて行く人が多いと思います。
画像の様によくある旅館の食器を1セット500円で購入できます。
14時から配布開始とのことですが、18時以降でもある程度は残っています。
再起を期待して
都内とは思えない雰囲気を味わえますし、そもそも貴重な文化財なので、残してほしいのと、温泉は大変よかったのでできれば再開してほしいですね。
財政的な問題もあるので簡単にはいかないのですが、またここに来れたらいいなって思いました。
・・・余談ですが、森鴎外と聞いて白衣でメスを持ったおっさんを思い浮かべる人は何人いますか?僕は残念ながらそっち派です。