横須賀と新門司を結ぶ東京九州フェリーに乗ってきましたので、覚えているうちにレポとして書いておきます。設備と値段がいい意味で釣り合わないので乗れるなら行きましょう。
VLOGはこれから作るので勘弁して・・・
東京九州フェリーとは
2021年現在、1年ほど前に就航したフェリーで横須賀新門司間を約21時間で結ぶ客船です。
それいゆ、はまゆうの2隻がおりますが、どちらに乗っても基本的な設備は一緒になります。違うのは内装の色ぐらいです。
横須賀港から乗船する
東京と会社名にはついていますが、都内からの出港ではありません。軍港で有名な横須賀からの出港になります。
といっても海上自衛隊の基地や米海軍基地のある場所ではなく、横須賀中央駅から歩いて10分ほどの場所から乗ることになります。
ターミナルの1階にて受付をします。車のドライバーはこのあと車にて待機しますが、他の人はフェリーターミナルから乗船します。
2階はお客さんが座れるスペースと軽食と売店。売店も横須賀土産とか軽めの飲み物とかはあるのですが、種類を揃えたいなら駅から歩いてくる途中のコンビニで買い出ししてくるといいです。
乗船して内装を見回してくる
下フロア
車のスペースなので、ドライバーが乗ってくる時に使いますね。降りるときは全員一緒に降りれます。
4階
入ると目の前に総合受付とエレベータ、売店があります。吹き抜けとなっており、ホテルか何かと勘違いするレベルです。
左右の窓にはテーブルもあるため、航行中はゆったりできます。これは5階も同じです。
売店はそれいゆ・はまゆうオリジナルのグッズや酒・アイスなどそれなりに揃っております。
最近ご熱心にしている御船印もこちらで手に入ります。
支払い方法はクレカやSuicaも使えますが、NWが通信衛星のを使用しているため、決済に時間がかかります。
出港前から買えるので接岸しているうちに買っておくとスムーズかと思います。
トイレにコインランドリーがあるので、家族連れで来た人は一気に洗濯できますね。
自販機は他のフロアにもありますが、ここにはカップ麺と給湯器があるので、夜食にちょうどいいですね。
カップ麺を持ち込んでひたすら食費を抑えることもできそうですが、後述のレストランの魔力に勝てないと思いますけどねw
鋼の意思がないと厳しいと思います。
5階
主な設備はレストランと前面展望(フォワードサロン)。
フォワードサロンはその名の通り船の前面展望を見ることができます。横の窓からも見れなくはないのですが、窓が汚れているときついですし、何より進んでいく様子を見れるほうが楽しいですよね。
テーブル席もあるので、ここで子供の相手をしている家族連れがいました。
さて、エンゲル係数爆上げ、財布の紐を緩めにかかるレストランは営業している時間帯が決まっていますので、少し注意が必要です。
決められた時間内に向かうと各テーブルにタブレットが置かれていますので、押して注文をしていきます。わざわざ店員さんを呼ばずに済むのはありがたいですね。
朝昼夜と違ったメニューが出てきますので、どれを食べるか楽しみにすると飽きません。こんなところで値段なんか気にしてたらやってられません。
というわけで早々にビール決めてますが、いつも通りですね。。。
ビールといえばタブレットで注文するのは瓶ビールですが、ジョッキにサーバーから注いでくれる機械もあるので、そっちをおすすめしたいです。コーヒーやジュースもあるので飲み物の選択はかなり出来ます。
支払いも自動。現金の他にカードが使えます。MasterCardかVISAしか使えないかと聞いていたのですが、日本国内の主要ブランドは全部使えました。AMEX派の私からすればありがたかったです。
レストランの営業外のときは休憩スペースとしても使うことができます。
6階
屋上展望デッキ、トレーニングルーム、スクリーンルーム、温泉があります。
温泉ですが、泉温の同じ浴槽が2つ、シャワー2つに露天風呂とサウナがあります。
泉質は言うまでもなくただのお湯ですが。
サウナの温度は84℃と少し緩く感じる温度ですが、そもそも船の上でサウナに入れることが贅沢ですし、それ以上は言わないです。
ヒノキの香りがとても良く、割と長めにいられますね。水風呂はないのでシャワーで対処しましょう。
スクリーンルームはプラネタリウムを見れるとのことですが、残念ながら機会を逃しちゃいました。
屋上は晴れていたり風が弱ければ入れます。出港時は高確率でいけるのでおすすめです。
客室
今回宿泊したのはツーリストSという完全個室でした。テレビやコンセント、机がついておりもはや少し小さめのビジネスホテルでした。
これが6000円で使えるのは値段設定バグったのかな?というレベルでした。
窓際の部屋でないと部屋でスマホを使うのは厳しかったです。WiFiに繋げてもいいのですが、後述の理由で特に使わなかったです。
ちなみに最安値のツーリストAはこんな感じ。2人で取れればプライベート空間として使えそうですね。
航行中の様子
ネットの通信環境
ツーリストSを使う場合は窓際を取れないと通常電波は使えないものと思ってください。ちょっとでも室内に入ると使えないことが多いです。
ただ、窓側なら繋がるので展望席が人気の場所となります。船内で使いたいなら無料Wi-Fiを使えば良いのですが、そこまで速度上がらないのであまり使わない方がいいかもしれないですね
航行中は静岡-紀伊半島の間以外は繋がります。横須賀発の場合、夜寝てる間に通り過ぎるので大した問題にはならないですが、逆方向だと音信不通になる時間は把握しておいた方が良さそうです。
揺れとかを気にしてる人へ
海流の関係もあって和歌山付近はまあ揺れます。よっぽどの事がなければ少し気持ち悪い程度ですが、筆者みたいに酒飲みまくって若干二日酔いな身からすればただの嫌がらせへと昇華します。
夜寝る時もそこまで揺れはしないのですが、慣れてない人には違和感を感じると思います。とある原宿の女子高生が「どうして地面が揺れるのですか?」とおっしゃってましたが、その通りです(当時は酔っ払ってましたが)
なぜか最近良く乗るさるびあ丸のほうが揺れますので、安心して乗れますよ。
あと展望デッキやバーベキュー、露天風呂は風が強いと使えなくなります。ボクはダメでした…、残念)
船内での過ごし方
注意:酒しか飲まない人の一例なので
出港前:戦艦三笠が違う角度から見れると大興奮
乗船後:とりあえず夜食でレストランにGo。25時までなのにビールをまあまあのペースで飲んでそのまま部屋で寝る(倒れる)
翌朝:若干の二日酔いを覚えながらご飯と水を摂取。空いた時間はネットサーフィン。
これ以降は昼寝とネットサーフィンとお酒と写真撮影で全部片付きます・・・。
約21時間の航海でも飽きずに楽しめました
風景が飽きずに楽しめましたし、ほとんどスマホも使えるので不便があまりないです。
何より個室と運賃が6000+12000円で18000円とかなり安く九州に行くことができます。
ソロでも家族連れでも行ける設備をもっているので、格安で九州に行く選択肢の一つとして選んでみてはどうでしょうか。急ぎでなければ乗って欲しいとすごく感じました。