駆け込むように最終日となってしまいましたが、まんがタイムきらら展に足を運んできました。行くか行かないか直前まで悩んでいたのですが、足を運んで良かったです。
きらら展は御徒町駅に近い、アーツ千代田でやっていました。廃校を利用したスペースですが、そんなところでアニメ関連のイベントをやるとは夢にも思わなかったでしょう。
10時オープンですが、9時につくように行きました。この時点では大丈夫だろうと余裕こいてました。
が、すでに屋上はこの状態。それでも開催直後の時期よりはマシなのかもしれません。
入場前にチケットを購入します。直前に行くことを決めたので当日券1500円と、音声案内800円を払って入ります。音声案内の声は東山奈央さんと水瀬いのりさんでした。
さて、展示は撮影禁止なのでここからは文章がメインになります。一応博物館の学芸員資格を持っているし授業は受けたのでどうしても展示についてよりも展示方法の方を見がちですが、つらつらと書いていきます。
1つ目の展示はこれまでのまんがタイムきららを一挙に展示する方法でした。旧校舎は基本白の壁で覆われていたのですが、ここだけは木製の棚を用いて本屋っぽく展示をしていました。一部の作品(けいおんやごちうさなどの有名な作品)の表紙を大きく展示しているぶぶんもありました。今までどんな表紙だったのか、どんな作品とコラボしたのかを見返すことのできる場所でした。
2つ目の展示はそれぞれの作品の作者が今回の展示のために書き下ろした作品をコメント付きで展示をしているコーナーでした。音声ガイドはけいおんやごちうさといった有名どころの作品や本人たちの出演した作品に設置されていました。
好きな作品はもちろん、知らない作品も知ることができていい機会でした。
3つ目は作者がどういうふうに絵を完成させるのかを動画にした展示でした。
一番人気あったのは「今日も一日がんばるぞい」で有名なあの作品でした。1枚にとてつもなく時間がかかっていることがよくわかるのと、自分には無理だなって認識させられました・・・。絵師さんってすごい。
4つ目はこれまでのきらら作品のキャラが出たショートムービーでした。
TREKKIE TRAXのCarpainterさんの曲に合わせて様々なキャラが有名な作品のシーンをつなげていく内容でしたが、感動しました。早く曲を出してほしい。
5つ目はアニメ作品の展示でした。ひだまりスケッチから始まり、多くの作品が展示されていました。アニメというコンテンツだからこそ使える展示だなって思います。普通であれば映像作成をこのためにしなければならないので質が変わるんですよね。きららジャンプはけいおんが発祥だって今回始めて知りました。
最後の展示はきららファンタジアの世界を落とし込んだ展示でした。設定段階のラフ画からオリジナルボイスまでゲームの世界をそのまま現実に落とし込んだ展示でした。
会場から出るときらら作品の主人公達のパネルと作者のメッセージが書かれた展示スペースが有り、そこだけは撮影可能でした。
というわけでようやく一眼を持ってきたかいがありました。まずはなんとなく入り口から。全員が星を持っているオリジナルのデザインがあり、好きな作品を探すのも面白いです。
壁には作者さんのオリジナルメッセージが絵とともに書かれていました。
以下、好きな作品を勝手に載せます。
ゆるキャンのリンちゃん。ちょうどこの前の日に聖地巡礼キャンプに行ってきたのでなんとなく共感できる場面が・・・。キャンプはいいぞ。
ハナヤマタの関谷なる。北海道ではよさこいが有名で、ここまでキラキラしていませんが、それはそれでこれはこれ。鎌倉の聖地巡礼もしっかりできていませんが、おかげで江ノ島にいくきっかけになりました。
ご注文はうさぎですか?の保登心愛(漢字変換で一発で出るのがすごい)。あまりにゆったりとした世界ではじめは見ていませんでしたが、見始めるとそのままエンドレスで見れます。あと、本気で聖地巡礼をし始めるきっかけがフランスのコルマールだったので、思い出深い作品です。
きんいろモザイクの大宮忍。海外に憧れる少女という形で描かれていますが、自分もそれに近いのでこちらは純粋に感情移入ですね。次はロンドンめぐりとかしたいです。
おみやげコーナーではまあ物色しましたが、複製原画とかには手を出しませんでした。死ぬほど言い聞かせて出てこれた自分を褒めてあげたいです。
入り口には大きく展示されてました。ここを撮るのにも初日は苦労しましたね。みんなが星を持って立ってるのを見るとなんだか感慨深いものです(何様)
戦利品の一つである図録。3500円と普通ぐらいの図録の値段ですけど、それまでの展示の内容が全部記録されており、インタビュー記事もあってこの値段は安いと思います。
他にもグッズはあったのですが、まだアトレ秋葉原店でもグッズは売っていますので、買うのもいいと思います。というか自分がもう一度行くと思います。
もう終わってしまいましたが、本当にいい展示だったと思います。もう一度やってほしいなって思うぐらい素晴らしい企画でした。
アニメと漫画という主要な博物館展示とは違う趣でしたが、コンテンツを生かした良いものでした。