北海道と東京を往復するのであれば、余程の事がない限り北海道新幹線を使う人は少ないかと思います(函館に行くという方は、ごめんなさい。十分候補に入ります)。今後も札幌と東京を往復する可能性が高いので、忘備録としても、どうするのが良いのかを書いておきます。
結果から先に言うと、やっぱり優先したいモノに寄って変わります。
今回は色々ややこしくなるので、以下の条件を付けてます
・新千歳空港発、東京駅着。で、基本的には冬以外の季節です。理由は遅れる可能性がどこからでも出てくるので。
・札幌と新千歳はJRかバスで、殆どの人はJRだと思うので省略。
・時間を取る場合と価格を取る場合で地上の交通機関を分けてます。
・超主観的です。自身の経験してないことは、聞いた話以外は省きます。
先におまけから:就活生(北大生以外)
AIRDOをおとなしく使いましょう。就活割が効く学生の人は片道12000円で東京ー新千歳を移動できます。あまり遅れない、サービスも良い、羽田から発着な上にどんなにギリギリでも便さえあいていれば一定の額で乗れるのは超メリットです。うらめしや。
※2018/8/31追記
現在は北海道大学も追加されたみたいです
LCCなどに比べると倍以上の値段がします。社会人でも使うのを躊躇するんではないかと思う値段ですが、ほぼ運行してくれる上に、何かトラブルがあった時の振替対策などしっかりしています。台風や大雪など、「あ、やばいかも」と思う時期に使うのが吉です 。後はマイルを意地でも貯めたい人や空でもネットを使いたい人ですかね。ANAは40分で550円、無制限は1050円です。マイルは損なのでクレジット支払いを勧めます。一方でJALはタダですか、うらやましい・・・・。
手荷物の預入、機内サービス等は一切追加されないというのも大きなメリットですね。
コスト:飛行機代(2-3万円)+東京駅〜羽田空港駅(580円@京急利用 or 650円@モノレール)
空港到着場所から東京駅までの時間:到着口から駅のホームまで10分前後+48分@京急 or 34分@モノレール
2:スカイマーク or AIRDO
サービスか価格か、の2択で有名ですね。機内サービスがFSC並なのはAIRDOになります。この2社は時期によっては同価格になることもあるので、そうなった場合はAIRDO一択かなと思います。AIRDOオリジナルのマイルも溜まり、10回も乗れば1回分タダになるのでサービス面ではお得です。クレジットカードも発行してしまえば最初にポイントがもらえますし、比較の余地すらありません。
と言いたいところですが、時間の定時運行に関してはスカイマークはかなり力を入れています。うちの友人でAIRDOの機内に閉じ込められた奴もいたなあ・・・。時間を気にする人はスカイマークを選ぶほうが安心なんじゃないでしょうか。ちなみにスカイマークの方が安い場合が多いような気がします。
あとは価格面で言うと、破格の値段を叩き出す深夜便は他には無いですね。時間と体力の余裕が在るならばやってみてはどうでしょうか。若干翌日が辛いです。
手荷物預けるけど預入の料金を別途払いたくない、移動するのがめんどくさい、ある程度の出費なら良い、それなりに時間どおりについて欲しいなど、まあまあな要求であればこの2社ですかね。
コスト:飛行機代(1-2万円)+東京駅〜羽田空港駅(580円@京急利用 or 650円@モノレール)
空港到着場所から東京駅までの時間:到着口から駅のホームまで10分前後+48分@京急 or 34分@モノレール
以上、羽田発着便でした。これらの航空会社は15分前までに手荷物検査を済ませれば何とかなりますし、非常時にもある程度の対応をしてくれます。
事実、体調不良で遅れて乗れなかった場合、事前に電話したお陰で全額返金の対応をAIRDOはしてくれました。道民の誇りです(おい)。
多分一番争点になるのがLCCですね。なんせ他の会社と違う所が多すぎる。
・有料サービスしかない
・時間帯などがぜんぜん違う
・遅れる
・安い などなど。おすすめできるのかどうか、人によって変わります。
あ、先に言っておきますが、春秋航空は使ったことがありません。料金が安いのですが、便が朝一ぐらいしか無いので、空港泊必須になります。手荷物検査もそれなりにしっかりやると聞いています。
というわけで比べるのはジェットスターとバニラエアです。
まず、セールを除いて、最安値でそれぞれ3980円を出すことが最大のメリットですね。もしこの価格で乗れるなら往復でも7000円でお釣りが来ます。ただし、これだけじゃないんですけどね・・・。荷物を預けるとなると、話は別です。別途料金がかかります。さらに席の予約でも料金が追加、飲み物も当然追加・・・。と、それなりに求めると思っている以上にお金がかかります。
ではまず、荷物の預入のない、最安値で済む人を見てみます。
ジェットスター:運賃+手数料380円+支払い手数料500円(カード)
バニラエア:運賃+手数料380円+支払い手数料600円(カード)
これに受託荷物を考慮するなら+2000円かかります。ちなみにこうなると座席の指定も無料になります。ジェットスターなら、飲み物1杯無料がついてきます。
片道でこの段階で航空券に3000円程追加されています。さらに厄介なのが成田空港というアクセスの悪すぎる空港です。時間もかかる上に、お金もかかります。
1:京成バスを2日前から予約することで900円
2:京成特急で1100円。但し、日暮里か船橋で乗り換えが必要。
3:JRでそのまま東京駅。但し、時間が一番かかる上に東京駅は地下ホーム。
論外:N'EXとスカイライナー
まずは論外から行きます
節約の意味なくね??
乗ってみたいなどの理由がない限りは必要がないと思います。もし特急を使用した場合、運賃に加えて大体5000円を考慮する必要があります。これなら素直にAIRDOかスカイマークを利用するべきです。価格差を考慮し、さらに時間を考えてこれしかないという人もいるかと思いますが、そういう可能性があるなら素直にやめましょう。時間もお金も中途半端です。
ただ、私は2回ほど利用しています。単純に乗りたかったのと、間に合わなかったので。あくまで緊急用です。
※2018/8/31追記
品川や新宿といった離れている場所から行く場合は乗り換えなしで行けるので、乗る場所によって価値観が変化します。東京駅からならやっぱり微妙ですかね。
1:やすいのがメリットで、予約すれば必ず希望の便で座れます。WiFiも繋がる車種があるため、便利ですが、時間の正確さはかなり怪しいです。1時間で着けると言ってますが、道路状態がひどい場合(GWとかイベントとか)は遅れます。実際におくれました。1時間半は見積もったほうが無難です。
2と3:1300円程度となり、100円しか差が生まれません。その100円は乗り換えの手間と時間と考えればいいでしょう。京成を使うほうが安いのですが、JRの乗り換えが必要になります。乗り換えの手間と+10分を引き換えに100円をケチるかケチらないかは人次第です。バスよりも正確なのがメリットです。
コスト(安):運賃+手数料880円+バス代900円
コスト(高):運賃+手数料2980円+電車代1300円
時間(短):降りてからホームまで20分+α +バス1時間
時間(高):降りてからホームまで20分+α +電車1時間30分
時間がかかってもいいから正確に行きたい人は電車で、余裕があるならバスになりますね。ただ、個人的にはバスの予約はあまりしてないですね。
理由はLCCの到着時間です。あれはあくまで降りる時間であって、そこから直接第3ターミナルまで歩いて行けるか、バスに乗るかは便次第です。かつて第1ターミナルの近くで降ろされた後にバスでぐるっと回って10分ぐらい(忘れましたorz)乗せられたこともあります。空港内バスもしばらく発車しなかったので、その時はターミナルにつくのに20分ぐらいかかってます。そこから第2ターミナルまでバスの待ち時間含め10分追加なので、バスの時間を予約していたら余裕で乗り過ごしですねえ。
あとは手荷物検査についてです。これも比較対象に入ります。
ジェット・スター:成田・新千歳共に全ての荷物で大きさと重さの検査あり。アウトなら速攻預入確定。
バニラエア:あまり正確にやってない。少なくとも1度も捕まったことはない。
成田空港での手荷物検査は全ての航空会社で一括して行われるのですが、ジェット・スターは予め検査を受けて、タグを荷物に付ける必要があります。機体に持ち込むのも、入る前に検査なので面倒です。一方でバニラエアはそういった規制はありません。10kgまで持ち込めるというのもあるのかと思いますが、残念ながら7kgまでに制限されてしまいますので、今後はわかりません。新千歳側の検査は、 ANAと一緒なので結構ゆるい感じです。
※2018/8/31追記
案の定制限がかかっています。バニラエアの優位性が下がったんじゃないかなって思いました。
徹底的に節約するならLCC一択だけど、預ける荷物込みで5000円程度の差しか生まれないなら、羽田発着の便ですね。何と言っても疲れを考慮するとどうしても躊躇する場面が出ますし、金で時間を買っていると思えばまあ、妥当じゃないんですか?